日本語ボランティア養成講座
2010-11-06


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 TIFA(取手国際交流協会)が主催する日本語ボランティア養成講座

に通い始めて2ヶ月が経った。 9月4日から毎週土曜日の午前中は

ここ取手市の福祉交流センターで学んでいる。日本語をまったく話せ

ない受講者を想定してのレッスンは、なかなか容易ではない。

 日常無意識に使っている日本語を、いかにして異国の人に教えれば

良いのか。何処の国でも子供が言葉を覚えるのは耳からである。ひと

つひとつ単語を覚え、それらを合成してフレーズを覚え、そしてそのフ

レーズをつなげて主語述語を伴うセンテンスを覚える。文字は言葉の

後からついてくる。文法については、さらに後から学ぶ。

 私も高齢になってから外国語を学び始めたが、大人はどうしても理

屈から入ってしまう。一網打尽を目論むのだが、私の経験上文法から

入ったのではなかなか見につかない。2年ほど前に巡り会ったテキス

トを見てから、理屈抜きでとにかく基本のフレーズをまる暗記する方法

に切り替えた。 入学試験には適さない方法かも知れないが、会話を

覚えるにはこちらの方が良いと感じている。

 言葉が先に生まれ、それらを後から整理・分類したものが文法であ

る。一見整理されたものから学ぶ方が効率的に見えるが、よほどの天

才でない限り文法を学んで会話ができる人は、まずいない。凡人以下

の私にとっては、理屈抜きにひとつひとつ言葉を積み上げる無手勝流

の方法が馴染むような気がするが、さて日本語を学びに来る異国の人

にはどう対処すれば良いのか、悩ましい処である。
[地域活動]

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