「典故300則」その22
2012-09-13


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 今日の主人公は中国周の霊王敬王に仕えた萇弘。 佞臣の讒言によって

失脚し、郷里の蜀に戻り自殺した。 その後、彼の冤罪が判明し「碧血丹心」

という言葉が生まれた。

 典故300則その22:碧血 bi xie 

 東周の頃〓弘という正直で律儀な男がいた。当時諸侯は紛争内乱に明け

暮れ、〓弘は奸臣に陥れられて、蜀の地に流刑となり、彼はすぐに割腹して

果てた。当地の住民は〓弘の意気に感動し、彼の血を器に入れて仕舞って

おいた。三年の後、なんと〓弘の血は碧玉に変わった。

 以来、人々は“碧血”、“碧化”は正義の為に流す血の喩えとなり、国のため

民のために犠牲となった人を称賛する言葉となった。
[雑学]

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