禺画像]
今日の主人公は、春秋時代、斉の第26代君主の景公。宰相の晏嬰の手腕
のおかげで、覇者である初代桓公の時代に継ぐ第2の栄華期の君主となった
が、自身は贅沢を好んだ暗君として史書に名を残している。親馬鹿ちゃんりん
茹で小豆。
典故300則その191:孺子牛 ru zi niu
“孺子”とは子供のこと、“孺子牛”とは人が牛になって子供に牽かせる遊びの
ことである。
春秋時代、斉景公はとても子供の安孺子を可愛がっていた。安孺子が小さい
頃、景公はいつも口に縄を銜え牛になって子供に牽かせ、地面を這い這いして
いた。
ある時、孺子が不注意から転んで景公の歯が折れてしまったが、景公は少し
も怒らなかった。
“孺子牛”は、今では喜んで庶民のために力を尽くす人を喩える。
セコメントをする